対面抱っことはよくある、前に抱っこする抱っこ紐などを使った抱っこのことです。
この抱っこについては、首が座る前からでも、首を支える補助のものを使えば、やってもOKと表示されているものや、首さえ支えられていればOKのように思っている人も多いですよね?
これ私的にはNOです!
対面抱っこは、お座りができてからがおすすめです。
理由は
対面抱っこに耐えるためには、
骨盤が背骨を支えるために必要な
筋力
バランス力
の発達が必要です。
ここの2つの発達がまだなので体への負担が大きいのです。
いろんな考えがあって、みんないろんなことを言うので、
ママさん達は
『みんな言うことが違う〜〜!』と思っていますよね?
なので、私がお伝えしていることについて解説すると
私がお伝えしていることの理論は
「赤ちゃんの発達そのもの」と
「その発達に合わせた抱っこ」や
「育児用品の選び方や使い方」です。
特定の抱っこ紐のが使いやすいから、それをお勧めいているわけではないと言うことです。
赤ちゃんのその時その時の発達にあっている育児用品を考えたとき、現在、市販されている物ですと、
「スリング」と「ボバラップ」だったと言うこと。
でも、それもその商品の説明書通りに使えばOKと言うことではなく、発達に合った使い方をしなければ意味がなく、その使い方も説明しているのです。
発達に合ったものを発達に合った使い方をすると、赤ちゃんは心地が良く、次の発達を妨げることもなく、とてもスムーズに発達していきます。
発達にあっていない育児用品や使い方をすると
発達がスムーズにいかず、ママさんが苦労します。
例えば、、、、
「寝返りしない」「お座りしない」「ハイハイしない」とか
そういうことの原因になりかねないのです。
そして、赤ちゃんが心地がいいとはどう判断するのか?
「泣かない」
「寝ている」
と言うことだけではありません。
赤ちゃんの皮膚の色がピンクで暖かいこと
赤ちゃんの体が柔く発達していること
抱っこや、育児用品とその使い方が発達に合っていなくても
赤ちゃんは泣かずに寝れたりはします。
例えて言うなら
私たちが飛行機のエコノミークラスでも寝れるのと同じです。
でも、体への負担は半端ないですよね?
ファーストクラスで寝れたらどんなに楽なんだろうと思ってしまいますよね〜?
発達にあっていない抱っこや育児用品とその使い方では、赤ちゃんの体への負担が大きい
と言うことがお分かりになるかと思います。
また、発達にあっていないないのに対面抱きにすると前に倒れてしまうので、ママの体に赤ちゃんを密着させる必要があります。そうすると、体が固定された状態で赤ちゃんは顔を横に向けざるを得なくなります。
これはうつ伏せ寝と同じ感じです。
そうすると、どうしても顎もママの体に押し付けることになります。
これは小児歯科の観点から
噛み合わせなどによくないとされています。
また、発達にあっていないと筋力とバランス力がまだなので、抱っこ紐の圧力に負けてしまって、
良肢位を保てていない場合が多いです。
良肢位とは手と足の関節の動きを考えた時にあるべき理想的な位置のこと。。。
それだけでも、大人だったら、後から
「痛た〜足がぁぁぁ。。。」ってなりますよね?
それの積み重ねが夜泣きだったり、なかなか寝ないと言うことの可能性もあるのです。
赤ちゃんが寝ないとか夜泣きの原因は
赤ちゃんの性格とかある時期仕方のないこととされがちですが、
こういう日中の抱っこのされかたの疲労の蓄積の可能性もあります。
ぜひ、赤ちゃんの発達を理解して、そして、それに合った育児用品とその使い方を知っていただきたいです。
そうすれば、いろんな情報に惑わされることがなくなります。
赤ちゃんの発達に関しては
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