「ボスベイビー」という映画を見たことがありますか?
あの映画で赤ちゃんが生まれた時の上のお子さんの気持ち理解できた気がしました。
そこで、お兄ちゃんお姉ちゃんの赤ちゃん返りを心配していたり、すでに困っているケアルームママさんにいつも私が説明していることをご紹介します。
赤ちゃん返りにやって欲しいこと1
『かわいそうと思わない』こと。
どうしても、赤ちゃんが生まれて、ママが急に入院したり、ママが赤ちゃんのお世話で今までのように上の子に対応できなくなったりすることをかわいそうと思ってしまいがちですよね?
かわいそうじゃなくて、「えらい!」「すごい!」「ありがとう!」だと私は思っています。
とりあえず、ママの入院中は泣きまくったにしても、がんばっていたことは確かです。そのおかげで、無事入院出産できたわけで、上の子の我慢なくしてできなかったわけです。
赤ちゃんを産むことは親の都合です。それに協力してくれた上の子には感謝です!そして、小さいなりに急激な生活の変化に適応しようとしているのですから、「えらい!」し、「すごい!」です。
「かわいそう」から何も生まれないです。
上から目線ですし、言われたお子さんは「かわいそうなんだ〜」と余計悲しくなるだけです。
なので、まず「かわいそう」という気持ちを捨てて、賞賛と感謝の気持ちを持ってください。
赤ちゃん返りにやって欲しいこと2
「おいで」と言わない。
良く、上のお子さんが、わ〜っと泣いたりしたら、
「抱っこしてあげるからおいで」と言いますよね?
これもやめてみてください。
おそらく赤ちゃんが生まれる前までは、それでよかったのですが、赤ちゃんが生まれてからはそれをやると、上の子の機嫌は火に油だと思った方がいいです。
赤ちゃんが泣いた時、ママさんは近づいていって、抱っこしますよね?
赤ちゃんは泣いたら、ママが自主的に行って抱っこしてもらえる。
でも、上の子は「おいで」と言われて抱っこしにはきてもらえない。
この不公平に気がついてしまうと思ってください。
しかも、上の子にとって、ママさんは今まで自分に夢中だったはずの存在!
ママは自分のことを一番好き!と思っています。
なのに、赤ちゃんは泣いただけで、抱っこに来てもらえて、ママが1番好きなはずの自分は来てもらえない!なんだよ??ってなりますよね?
なので、上の子が泣いたりしたときは
おいでと呼ばずに「その場に行って抱っこ」してあげてください。
赤ちゃん返りにやって欲しいこと3
「授乳前には上の子と先にムギュ!」です。
良くおっぱいをあげ始めると、上の子が「おしっこ」って言ったり、ダイレクトの邪魔しにきたりするという話を聞きます。
なので、上の子がおもちゃやビデオに夢中になっている隙に授乳しますと言っているママさんも聞きます。
これは、見つかると大変面倒なことになりますので、やめた方がいいです。
この行為、上の子にしてみれば、ママの浮気現場発見!位の気持ちです。
先ほども言いましたが上の子にとって、ママさんは自分に夢中の存在!ママは自分のことを一番好き!と思っています。
自分がママを一番好き!ということではなく、ママが自分を1番好き!好かれている!と思っているのです。
そんなママが、自分がビデオか何かに夢中になっている隙に、振り向いたら、赤ちゃんにおっぱい飲ませているなんて浮気以外の何物でもないですよね?
なので、授乳する前に必ず、
「上の子とムギュ〜ってハグ」してください。
これはあくまで、「ママは今あなたとハグしたい!お願いします」「赤ちゃんにおっぱいあげなきゃならないから、今したいのお願い!」という気持ちが大事です。
上の子が寝ているような時以外は、必ずしつこくハグをお願いして下さい。
そのうち、上の子が「しない」「後で」と言うようになってくるかもしれませんが、それでも、ハグのお願いだけは、声かけだけでも続けて、
「ママが1番好きなのはあなたよ」と言うことを表してあげてください。
うち息子の場合は、6歳離れているので、長男が赤ちゃん返りをすることがなく、むしろ「お母さんはいいね〜赤ちゃんとずっと一緒にいられて」と言われました(笑)
赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃんがかなり、荒れていて、大変と言っていたケアルームママさんにお勧めしたとところ、お姉ちゃんがかなり落ち着いたそうです。
幼稚園に行きたくなって泣く場合にも使える
かわいそうって思ってしまうとだめ。
幼稚園に行くことは、親が子供にいいと思って決めたことなのに、「かわいそう」って思ってたら、子供は何を頼りにすればいいのか解らなくなり、余計悲しくなるだけです。
だから、ここでも、泣き叫びながらでも行ったとしたら、「えらい!」「すごい!」「うれしい」って賞賛してあげて欲しいです。
騙されたと思って試してみてください(笑)
そして、お時間がありましたら「ボスベイビー」の映画も是非見てくださいね〜。