最近お腹が下がっている妊婦さんが多く、そのお腹の中にいる赤ちゃんは早いうちから頭がママ骨盤の中に落ちてしまっていることが多いと、以下の記事で書きましたので、以下をお読みください。
「妊婦さんの理想的なお腹の形」
「下がったお腹はお産も大変に。。。」
早くから赤ちゃんが頭をママの骨盤に入れていることは、実は生まれてからの赤ちゃんに影響します。
お腹中での赤ちゃんは?
この写真よりもう少し、顎を引いて、背中全体が丸くなっているまんまる姿勢が理想的なお腹の中での赤ちゃんの姿勢です。
触診でお腹中での赤ちゃんの姿勢を確認します。
私はケアに来た妊婦さんのお腹の触診します。
☑️赤ちゃんの背中がママのお腹のどこで触れるか?
☑️赤ちゃんがまんまる姿勢になっているか?
☑️手足はどこにあるか?
☑️赤ちゃんの頭の先端がママの恥骨より上触れるか?
☑️赤ちゃんの頭がプカプカと動くか?
などを見て赤ちゃん姿勢や向き、頭が骨盤に入っていないかどうかを判断します。
下がったお腹は赤ちゃんのむきぐせの原因に?
赤ちゃんはお腹の中で自由に動いています。それを胎動としてママは感じています。
寝返りのように向きを変えたり、手足を動かしたり、口を動かしたり、、、、
でも、お腹が下がっていて、赤ちゃんの頭が骨盤に入っていると、赤ちゃんの体が小さいうちは動けますが、成長してくると、頭が骨盤にハマってしまい、体の位置や向きを変えることはできず、同じ姿勢を取り続ける場合があります。
そうなると生まれてからも、しばらくはその姿勢になりがちになります。
実はこれが、生まれてからの「むきぐせ」の原因となることがあります。
むきぐせはとは?
赤ちゃんが同じ方向ばかり顔を向けることで、赤ちゃんが自分で自由に首を動かせるようになると同じ方ばかり向くということは無くなります。
でも、実はむきぐせは、同じ方向ばかり向いているために、向いている側の頭が凹んでしまうことが問題なのです。
頭が凹むと戻すことは難しいです。。。
日本ではむきぐせで頭が凹み左右対称じゃなくなっていることに対して、考えがゆるく、その影響についても注目されていませんが、視力やバランス感覚など色々な影響があるとされており、海外では、むきぐせ=ヘルメット治療が一般的です。
日本では治療がなかなか難しいですし、やはり予防が一番ですよね?
向きぐせの予防はお腹中からの「まんまる育児」
向きぐせになってから、頭歪まないようにすることよりも、まずは、向きぐせにさせないように生んであげることが1番です!
そのためには妊娠中からお腹を上げて、赤ちゃんの頭を骨盤に下げずに自由に動き回れるようにしてあげることが大事です。
そして、お腹からの「まんまる育児」です!
そもそも「まんまる育児」とは?
生まれたての赤ちゃんをお腹の中での背中を丸めたまんまる姿勢にしながら、抱っこ、ねんね、授乳をする事で、赤ちゃんにとって心地が良く、育てやすく、その後の発達にも良い影響があるという育児方法です。
今やこの「まんまる育児」言葉かなりメジャーになりつつありますが、まだ一般的ではありませんね。
まんまる育児の基本はお腹の中の背中を丸めたまんまる姿勢です。つまり、お腹の中での姿勢がどうだったのか?ということも重要なのです。
お腹の中で、まんまる姿勢をとっていなければ、生まれてから、急にこの姿勢にしようとしてもできないかもしれません。
まんまる育児で赤ちゃんをリラックスされて向きぐせ予防。
生まれた赤ちゃんには色んな反射があり、その一つに向きぐせの原因になる反射があります。これは赤ちゃんがリラックスしていると起こらないのですが、緊張すると頭をどちらかに向けてしまうというものがあります。
まんまる育児は赤ちゃんにとって心地が良いので、赤ちゃんがリラックスできます。ですので、この緊張すると出る反射が出にくくなります。
このまんまる姿勢が取れないと、リラックスがなかなかできずに、向きぐせを起こす反射が出てしまうかもしれません。
お腹の中での赤ちゃんの姿勢がまんまるじゃないと、生まれてからもまんまるになりにくく、リラックスできない、まんまる育児もやりにくい。。。だから、向きぐせにもなりやすくなってしまいます。
まんまる育児はお腹から意識する必要があります。
お腹の中の赤ちゃんの姿勢がまんまるになるために必要なことは?
☑️ママのお腹が下がっていない
☑️ママのお腹が左右の偏りがない
☑️ママのお腹がまんまる
☑️ママのお腹がふわふわ
まんまる育児をやりたい!まんまる育児がうまくいかない!という方ご相談ください。
お腹から始めるまんまる育児とは?
ママのお腹(子宮)は赤ちゃんお部屋です。赤ちゃんの姿勢はお部屋の状態に影響されます。
ママ自身の体を整えること、姿勢のバランスを崩さないこと!
日常生活動作や服装などに注意し、セルフケアの体操をし、さらしでお腹を支えることです。
さらしの巻き方も「妊婦さんのしんどいを軽減するさらしの巻き方」という記事をご覧ください。
日常生活動作・服装・セルフケアの体操の具体的な方法は『骨盤ケア教室』でお伝えしております。
ぜひご参加ください。